「木マクラギ」は、鉄道のレールを支える部材の一種で、レールの下に敷設される「まくらぎ(枕木)」のうち、木材で作られたものを指します。鉄道黎明期から広く使用されてきた伝統的な素材であり、日本の鉄道インフラでも長年主流でした。
木マクラギには、主にケヤキ、ヒノキ、ナラなどの硬くて耐久性の高い木材が使用されます。これらは加工がしやすく、クッション性や絶縁性にも優れているため、列車走行時の振動や音を適度に吸収し、軌道構造への負担を軽減する役割を果たします。また、鉄製の犬釘(いぬくぎ)でレールをしっかり固定しやすいという特徴もあります。
一方で、耐用年数が比較的短く、腐食や白アリ被害に弱いという欠点もあります。そのため、防腐処理が施されるのが一般的です。近年では、耐久性や維持管理の面からコンクリートマクラギや合成まくらぎに置き換えられるケースも増えていますが、軽量かつ柔軟性に富む木マクラギは、橋梁部や急曲線区間など特定条件下で今なお重宝されています。
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