「バラスト」とは、鉄道軌道においてレールとマクラギを支えるために敷かれる砕石のことを指します。バラストの主な役割は、列車の荷重を地盤に均等に分散させること、列車走行時の振動を吸収・緩和すること、軌道の位置を安定させることなどです。また、雨水の排水性にも優れ、軌道の浸水や泥濘化を防ぐ効果もあります。
使用される石材は、硬くて砕けにくい花崗岩や安山岩などが一般的で、粒の大きさは概ね15-70mm程度に揃えられています。バラストは敷設後、専用の機械(バラストレギュレータやタンパー)で均され、突き固められて軌道の精度が保たれます。
ただし、長期間の使用や列車の通過によってバラストは粉砕・沈下し、排水性や弾性が低下するため、定期的な補充や交換といった保守作業が必要です。こうした維持管理作業は「道床交換」と呼ばれ、鉄道インフラの安定運行に欠かせない重要な工程となっています。
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