テルミット溶接(Thermit Welding)は、可搬性の高い軌道用レール溶接法で、現場でのレールの移動を伴わない三次溶接として、最も使用されています。
アルミニウム粉と酸化鉄を混合したテルミット反応材を高温で点火し、発生する約1000~2000℃の熱で鋼を溶かしてレール端部を一体化させます。
反応後、型枠内に溶融金属が流れ込み、冷却・仕上げを行うことで接合が完了します。
装置がコンパクトで電源を必要とせず、夜間や山間部、緊急補修など電源の確保が難しい現場でも施工可能なのが特長です。
フラッシュバット溶接より若干精度や耐久性は劣るものの、即応性と実用性の高さから今なお多く使用されています。
尚、欧米諸国では、上記のフラッシュバット溶接とテルミット溶接の2工法が主に用いられている一方で、日本ではロングレールを現場に運搬後、線路脇で更に溶接して所定の長さまで延伸する二次溶接としてガス圧接法、三次溶接ではエンクローズアーク溶接法も用いられ、全部で4つの工法があります。
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