50年以上の歴史を持つ無螺定締結装置です。
ボルトレスだけでなく部品点数の少ないシンプルな構造が特長です。
木マクラギ・橋マクラギ
PCコンクリートマクラギ
スラブ・直結軌道
3号・6号マクラギ(5型・9型締結装置再生パンドロール)
Eクリップ模式図
PRクリップ模式図
品形 | 締結力 (kgf) |
対応レール | スラック調整幅 (座面あたり) |
仮締結 | 機械施工 | Vortok ローラー |
||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
40N | 50N | 50PS | 60K | |||||||
eクリップ | e2009 | 1,250 | ○ | ○ | ○ | ○ | 5mm | - | △ | ○ |
e-plus | 1,250 | ○ | ○ | ○ | ○ | 5mm | - | △ | ○ | |
PRクリップ | PR447A | 700 | ○ | ○ | ○ | ○ | 5mm | - | △ | ○ |
Fクリップ | FC1501 | 1,000 | ○ | ○ | ○ | ○ | 5mm | ◎ | ◎ | ◎ |
FC1503 | 1,000 | ○ | ○ | ○ | ○ | 5mm | ◎ | ◎ | ◎ |
品形 | 締結力 (kgf) |
対応レール | スラック調整幅 (座面あたり) |
仮締結 | 機械施工 | Vortok ローラー |
||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
40N | 50N | 50PS | 60K | |||||||
eクリップ | e1883/e1889 座面式 |
350 | - | ○ | - | ○ | 高低 : +20mm 通り : ±5mm |
- | - | |
e1883 タイプレート式 |
350 | - | ○ | - | ○ | 高低 : +30mm 通り : ±10mm |
- | - | 直結8型と ボルト穴互換 |
|
PRクリップ | PR113A タイプレート式 |
350 | ○ | ○ | ○ | ○ | 通り : ±5mm | - | △ | |
PR113A タイプレート式 |
300 | ○ | ○ | ○ | ○ | 高低 : +20mm 通り : ±10mm |
- | △ | 直結8型と ボルト穴互換 |
|
Fクリップ | FC1101 座面式 |
300 | △ | ○ | △ | ○ | 通り : ±5mm | ◎ | ◎ | |
FC1101 タイプレート式 |
300 | △ | ○ | △ | ○ | 高低 : +20mm 通り : ±10mm |
◎ | ◎ | 直結8型と ボルト穴互換 |
E/PRクリップの特長に加え、性能・施工性を改良した締結装置です。
自動施工機械を導入する事で施工効率改善、省力化が実現可能です。
現場での部材組立が不要になり、既存e/PRクリップや板ばね式締結装置のように作業の都度部品を手で搬入する必要がないほか、深夜の作業であっても部品の誤組付のリスクがなくなります。また、設定替・レール溶接など締結装置を緩解する際にも締結装置がバラバラにならずに作業を行う事が可能です。
世界各国でのファーストクリップの普及に伴い、大小様々な自動締結機械の開発が一気に展開されております。1台40kg程度の持ち運び可能なものから、コンピュータ制御で自動的に締結装置の位置を確認し締結する自走式タイプなど、施工規模に応じた各種ラインナップをご用意しております。
クリップとレールインシュレーターを分割する事で、より幅広い軌間調整や複数レールへの対応が容易になりました。これにより将来の重軌条化を見据えたマクラギ交換といった長期的なプロジェクトの展開が可能となります。
現在レール設定替の際に使用されているレール吊り上げ・保持(山越機)及びレールローラーの機能を兼ね備えたローラーです。人力で簡単に取り付け、レール持ち上げを行う事ができ、パンドロールファーストクリップと併用する事で作業の安全性・施工性が大幅に改善します。
PCコンクリートマクラギ
PCコンクリートマクラギ
スラブ・直結軌道
品形 | 締結力 (kgf) |
対応レール | スラック調整幅 (座面あたり) |
仮締結 | 機械施工 | Vortok ローラー |
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40N | 50N | 50PS | 60K | |||||||
eクリップ | e2009 | 1,250 | ○ | ○ | ○ | ○ | 5mm | - | △ | ○ |
e-plus | 1,250 | ○ | ○ | ○ | ○ | 5mm | - | △ | ○ | |
PRクリップ | PR447A | 700 | ○ | ○ | ○ | ○ | 5mm | - | △ | ○ |
Fクリップ | FC1501 | 1,000 | ○ | ○ | ○ | ○ | 5mm | ◎ | ◎ | ◎ |
FC1503 | 1,000 | ○ | ○ | ○ | ○ | 5mm | ◎ | ◎ | ◎ |
品形 | 締結力 (kgf) |
対応レール | スラック調整幅 (座面あたり) |
仮締結 | 機械施工 | Vortok ローラー |
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40N | 50N | 50PS | 60K | |||||||
eクリップ | e1883/e1889 座面式 |
350 | - | ○ | - | ○ | 高低 : +20mm 通り : ±5mm |
- | - | |
e1883 タイプレート式 |
350 | - | ○ | - | ○ | 高低 : +30mm 通り : ±10mm |
- | - | 直結8型と ボルト穴互換 |
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PRクリップ | PR113A タイプレート式 |
350 | ○ | ○ | ○ | ○ | 通り : ±5mm | - | △ | |
PR113A タイプレート式 |
300 | ○ | ○ | ○ | ○ | 高低 : +20mm 通り : ±10mm |
- | △ | 直結8型と ボルト穴互換 |
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Fクリップ | FC1101 座面式 |
300 | △ | ○ | △ | ○ | 通り : ±5mm | ◎ | ◎ | |
FC1101 タイプレート式 |
300 | △ | ○ | △ | ○ | 高低 : +20mm 通り : ±10mm |
◎ | ◎ | 直結8型と ボルト穴互換 |
昨今の環境意識の高まり、また特に都市部での運行本数・速度の増加に伴い、軌道での振動・騒音対策の重要性は年々高まってきております。。現在主流の防振マクラギやフローティングスラブと異なり、締結装置で対策を取ることは施工性・メンテナンス性、価格の面で優れている一方、従来のような低弾性パッドを使用する場合では振動・騒音低減効果に限界があること、またレール小返り量増大に伴い締結バネへの負荷が大きくなる事が課題となります。
パンドロール社は1990年代からいち早くこうした課題を認識し、防振・防音締結装置の開発・改良に取り組んで参りました。現在最新の防振・防音締結装置であるVIPA、Vanguardシステムはこうした課題を解決し、防振マクラギやフローティングスラブといったマクラギ下での各対策に比較してより安価で高性能なソリューションとして世界各国の都市鉄道・高速鉄道にて採用されております。
パンドロール社ではこうした世界各国での豊富な施工経験を元に、締結装置だけではなく、マクラギレス直結軌道といった低コストかつ簡易な施工方法と併せて鉄道事業者様、施工業者様に、それぞれの案件で最適なソリューションを御提案させて頂いております。
パンドロール「Vanguard」は、レール腹部をゴム製「くさび」で挟み込み、レールを持ち上げて保持する極めて独創的な締結装置です。特殊な配合を行い耐久性と低弾性を両立させたゴムを使用する事で、従来軌道パッド、タイプレートパッドでは実現出来なかった超低弾性(〜5kN)を実現し、かつレール小返りをほぼ完全に抑制して軌道安定性を確保しております。
パンドロール「Vanguard」レール締結装置は、特に構造物を経由して伝播する振動・騒音に有効であり、橋梁部、高架部、トンネル内など特に振動・騒音の対策が必要な区間に投入することで、沿線環境の大幅な改善が可能となります。また、新規敷設工事だけでなく、既存レール締結装置からの置き換え事例も豊富に御座いますので、現在まさに問題が起きている箇所にも投入頂く事が可能です。
また、世界的に見ても各国の都市鉄道を中心に累計マクラギ16万本以上の実績があり、敷設20年が経過した箇所でもゴム製「くさび」には特段の劣化等が確認されないなど耐久性、メンテナンス性についても証明されております。
パンドロール「VIPAシリーズ」は低弾性のタイプレートパッドを使用する事で比較的安価に、かつ十分な振動騒音低減効果を発揮するよう設計された締結装置です。主に都市鉄道の高架・トンネル直結軌道にて使用する事を想定し、トップダウン・ボトムアップ工法いずれの場合でも優れた施工性を発揮できる設計になっており、Vanguard同様に各国の都市鉄道を中心に広く御採用頂いております。(2015年時点で累計マクラギ150万本以上の敷設実績が御座います)
パンドロール社は世界各国の鉄道事業者様それぞれの軌道の状況に合わせて最適な締結装置を御提案させて頂いております。
お客様のニーズに応じてパンドロール社の経験を活かし継目や分岐器といった特殊用途向けについても開発、御提案させて頂いております。
ファーストクリップFDシステムは従来のパンドロール締結装置のコンセプトを下級線に適用すべく、設計見直しにより大幅なコスト低廉化を実現させた締結装置です。
全体的に従来品より小型かつ仮締結機能をオミットする事で価格を安く抑える一方、十分な締結力による盗難防止効果や機械施工対応は維持されており、下級線や新興国での大規模トラックリハビリ工事に最適な締結装置となっております。
1990年代初頭に開発が完了したパンドロールファーストクリップは、仮締結、機械施工、また締結装置としての優れた性能を兼ね備えた締結装置として世界各国で御使用頂いております。
パンドロール社ではファーストクリップの優れた製品コンセプトを更に押し進め、締結装置としての性能を維持しつつスリム化による軽量化を実現し、またインシュレーター形状を改良する事で施工性のもう一段の改善を図っております。
このFEシステムは既に世界各国で実績が急速に広がりつつあり、新規敷設プロジェクトのほか既存マクラギからの交換の際にも使用され、現場からは高い評価を得ております。
本締結装置は、既存のeクリップ区間の更なる施工性・性能向上を目的として開発されました。レールインシュレーターとクリップインシュレーターを分割する事で対摩耗性を向上させ、かつ軌道パッドとインシュレーターを一体成型する事で敷設時のインシュレーター組み付け作業を省略する事が出来ます。
世界でもいち早く導入された英国内では、既存eクリップの締結装置交換の際に多数使用されており、現場からも高い評価を頂いております。
パンドロールレール締結装置とは無螺定式(ボルトを使用しない)レール締結装置であり、英国に本拠を置くパンドロール社(Pandrol Track systems Ltd.)にて開発・製造しております。
レール締結装置は、レールをマクラギなどの支承体上に保持する役割を担う重要部品であり、求められる性能も車両通過時の繰り返し荷重に耐えることのほか、弾性材を使用することで通過時に構造物に伝わる衝撃を緩和すること、また信号回路維持のために高い絶縁性を保持する事や、近年では締結装置にて防振・防音機能を有することなど多岐にわたっております。
このようにレール締結装置は軌道の安全性を支える非常に重要な部品であるため、鉄道事業者様が定期的に実施されている軌道パトロールの際には、締結ボルトの緩みがないか、部材の破損が無いかといった詳細な確認が求められます。パンドロール締結装置はボルトレスの構造のため、ボルトの緩み管理(トルク管理)が不要になり、鉄道事業社様の保守効率の改善に役立ちます。
パンドロールグループは1937年に設立され、これまでに全世界100カ国以上で累計20億個パンドロールクリップを販売する世界最大級の締結装置メーカーです。現在、パンドロールグループは、保守効率化・省力化に向け、パンドロール締結装置のみならず、レール埋込式防振軌道・バラストマット・マクラギ下パッド・自動締結機械など、軌道構成部材の総合的な開発及び製造・販売を行っております。
日本国内でも、パンドロール締結装置は1987年の導入以降、そのシンプルな構造と省力化への貢献から、多数の鉄道事業者様のバラスト軌道はじめ直結防振軌道、スラブ軌道などあらゆる軌道構造にて御使用頂いております。日本国内の各鉄道事業者様のご要望にお応えし価値ある製品を提供し続けるため、我々は絶えず締結装置の開発を続け、ファーストクリップ締結装置やバンガード締結装置といった、締結装置を通じてさらなる価値を実現できるよう、日々取り組んでおります。
1937 | ロンドンにて木マクラギ用弾性犬クギの製造供給会社としてElastic Spike Company発足 |
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1946 | 英国ワークソップに犬クギ製造工場設立 (後の英国パンドロール社) |
1957 | 豪州、南米、南アフリカに製造拠点を開設 |
1957 | ノルウェーの技術者であるパンドロールセン(Pande Rolfsen)博士が線ばね式締結装置を開発 |
1958 | Elastic Spike Companyは線ばね式締結装置の全世界での販売代理権を取得、英国国鉄に正式採用される。 |
1972 | 会社名をPandrol社に変更 |
1976 | パンドロールeクリップの試験敷設を英国国鉄にて実施 |
1980 | 英国ワークソップ工場内に実験施設を設立。 |
1987 | 日本でのパンドロールeクリップ敷設開始。全世界向けeクリップ累計生産個数が1億個を突破。 |
1992 | パンドロールファーストクリップ試験敷設実施。 |
1995 | 東日本旅客鉄道(株)殿山形新幹線向けにファーストクリップ40万個納入 |
1997 | 整備新幹線にパンドロールeクリップが採用される。 |
2003 | 仏デラショーグループ傘下に入る。締結装置だけでなく軌道材料全般を取り扱う総合軌道材料メーカーに。 |
2011 | 英国Queen’s award for enterprise受賞 |
2011 | 第一回鉄道技術展に出展 |
2012 | 英国大使館にてパンドロール締結装置日本国内導入25周年記念式典を開催 |
2013 | 第二回鉄道技術展に出展 |
2015 | 第三回鉄道技術展に出展 |
パンドロール本社オフィス外観
パンドロール本社内研究所
鉄道技術展パンドロール社
展示ブース
パンドロール社の強みは、現場の軌道条件、環境に即した最適の締結装置を提案出来る研究開発体制にあります。
英国パンドロール社工場内に各種試験設備を保有しており、設計・FEM解析といったデザインだけでなく、プロトタイプの試作や鉄道総合技術研究所殿での試験条件を含む各国の国際規格に対応可能な室内試験を行う事が可能です。
また、これらの設備に加え、走査型電子顕微鏡、X線施設及び偏光顕微鏡といった金属材料・非金属材料の両方を分析可能な先進的な設備も有しております。さらに、シェフィールド工科大学等、外部の研究所とも連携し、技術特性や知見を広めております。
また、マクラギメーカー、軌道機械メーカーとの協業を行い、軌道材料全般について総合的に最適な軌道構造を御提案させて頂いております。値ある製品を提供し続けるため、我々は絶えず締結装置の開発を続け、ファーストクリップ締結装置やバンガード締結装置といった、締結装置を通じてさらなる価値を実現できるようなご提案を日々させて頂いております。